「わかりやすい業務内容の詳細」の書き方

“わかりやすい業務内容の詳細”とは,「試験官に業務の内容が明確に伝わる業務内容の詳細」のことです(こちら)。わかりやすい業務内容の詳細を書くことで自分の技術力を試験官にアピールできます。
わかりやすい業務内容の詳細は以下の手順で書きます。

手順1:以下の6項目に関することを書く注1)
1.立場と役割
立場と役割とともに業務概要を書いてください。業務概要を書くことで,業務の中での役割および業務上の課題が明確になります。
2.業務上の課題
(1)業務を進めるうえでの課題は何ですか? 簡潔に書いてください。
(2)(1)で書いたことを“課題”とした根拠を書いてください。
3.技術的な提案
(1)「2.業務上の課題」で書いた課題を解決するためにどのような技術的な提案をしましたか? 簡潔に書いてください。
(2)技術的な提案に関することを書いてください(技術的な提案を考えた根拠や技術的な提案の説明など)。
4.技術的成果
業務上の課題(「2.業務上の課題」で書いたこと)に対してその課題を解決するために技術的な提案(「3.技術的な提案」で書いたこと)をしました。その技術的な提案によって得られた技術的成果を書いてください。

注1):昨年,日本技術士会が提示していた「平成30年度 技術士第二次試験受験申込み案内」を参考にして,「立場と役割・業務上の課題・技術的な提案・技術的成果」を業務内容の詳細を書くうえでの項目としました。

手順1のポイント1:6項目について

「1.→2.(1)→2.(2)→3.(1)→3.(2)→4.」の順序でこれらの6項目を設けた理由は以下の3点です。

①自分の技術力を試験官にアピールするため
*この順序で業務内容の詳細を書けば自分の技術力を試験官にアピールできます。
②内容がねじれた業務内容の詳細を書かないため
*「内容がねじれた業務内容の詳細」についてはこちらを参照してください。
*課題・提案・成果を一体(「課題に対する提案」,「提案に対する成果」)で書けばねじれのない業務内容の詳細を書くことができます。
③試験官に,「結局,課題は何だったの?」,「結局,技術的に何を提案したの?」,「結局,技術的成果は何だったの?」と言われないため
*課題・提案・成果を明確に書けば試験官はこのような疑問を持ちません。

手順1のポイント2:課題を明確にする

業務上の課題を明確にすることは,自分の技術力を試験官にアピールするうえで重要です。課題を明確にすることで技術的な提案や技術的成果が明確に伝わります。

手順1のポイント3:6項目の区分について

6項目は以下のように区分できます。
◆業務内容の詳細の骨格(軸):「1.」,「2.(1)」と「3.(1)」,「4.」
◆骨格(軸)に対する肉付け:「2.(2)」と「3.(2)」
「業務内容の詳細の骨格(軸)」を読めば業務の内容に関する骨格(軸)がわかります。業務の内容に関する骨格(軸)を明確にすることは,わかりやすい業務内容の詳細を書くうえでの重要なポイントの1つです。この骨格(軸)に「2.(2)」と「3.(2)」の内容を肉付けすることで業務の内容の概要がわかります。

手順2:6項目に記述した内容に基づき業務内容の詳細を書く

6項目に記述した内容を720文字以内で整理してわかりやすい業務内容の詳細を書いてください。「1.→2.(1)→2.(2)→3.(1)→3.(2)→4.」の順序で書くのが基本の書き方です。しかし,「2.業務上の課題」と「3.技術的な提案」については書き方を変えてもかまいません。
*例えば,「・・・・。したがって,○○が課題であった」のような書き方です。
ただし,「2.(1)」と「3.(1)」で書いたことは明確に書いてください。これらを書くことは,わかりやすい業務内容の詳細を書くうえでの重要なポイントの1つです。
なお,「『業務内容の詳細』完全攻略」を参考にして業務内容の詳細を書いてください(こちら)。

「わかりやすい業務内容の詳細」の書き方に関係するブログを掲載しましたので参照してください(テーマ:「技術士第二次試験対策:“業務内容の詳細=プレゼンテーション資料”と認識すること」)(こちら)。

「わかりやすい業務内容の詳細の書き方」に関するご質問があれば,「お問い合わせ」のフォームからご質問内容をメールでお送りください。

わかりやすい業務内容の詳細を書くためのシート

わかりやすい業務内容の詳細を書くためのシートを作成しましたのでダウンロードしてご利用ください。別途作成されてもかまいません。

>シートのダウンロードはこちらから

PDF1
わかりやすい業務内容の詳細の書き方の事例

わかりやすい業務内容に詳細の書き方の事例を作成しましたので参考にしてください。なお,この事例は,「1.→2.(1)→2.(2)→3.(1)→3.(2)→4.」の順序でわかりやすい業務内容の詳細を書きました。

>事例のダウンロードはこちらから

PDF2

研修プログラムのご依頼・お問い合わせはこちら

お電話でのご依頼・
お問い合わせ:
04-2924-9030

これまで,建設コンサルタント様,施工業者様,プラントメーカー様,物流会社様,製造業様などでの社員研修に出席された方々,セミナーや講習会に出席された方々などに対して,「わかりやすい文書の書き方」,「わかりやすい業務報告書の書き方」あるいは「わかりやすい答案の書き方」の講義を行っております。講義を受けていただいた方々から,講義内容に対して高い評価をいただいております。指導実績はこちら

このフィールドは空のままにしてください。

ジェイタプコ代表・森谷仁の著書
「技術者のためのわかりやすい文書の書き方」オーム社
2,160円 オーム社で購入する
事例を示しながら17の書き方の使い方を解説しました。
「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック 5つの手順で書いてみよう」オーム社
2,376円 Amazonで購入する
答案の書き方を学びたいと考えている受験生の必読書です。​
「技術士第二次試験 建設部門 完全突破」オーム社 水村俊幸共著
2,808円 Amazonで購入する
技術論文の書き方を、基本編と実践編に分けてわかりやすく解説しました。

 

トップへ戻る