「内容が伝わる」と「内容が“明確に”伝わる」の違い

内容が伝わる

【液状化の発生を防ぐ工法の原理】

液状化の発生を防ぐ工法の原理として,「土の性質改良」と「応力・変形および間隙水圧に関する条件の改良」があります。前者としては,「密度を増大させる(締め固める)」,「液状化しない粒度の土に改良したり,混合材を注入したり混ぜたりして固化させる」,「飽和度を低下させる」があります。後者として,「地下水位低下や盛土載荷により有効応力を増加させる」,「地盤を拘束して地震時に発生する繰返しせん断変形を小さくする」,「発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させる」があります。

液状化の発生を防ぐ工法の原理が文の羅列で書いてある(内容が伝わる)。

内容が“明確に”伝わる

表-1 液状化の発生を防ぐ工法の原理

原理 内容
◆土の性質改良 ①密度を増大させる(締め固める)。
②液状化しない粒度の土に改良したり,混合材を注入したり混ぜたりして固化させる。
③飽和度を低下させる。
◆応力・変形および間隙水圧に関する条件の改良 ①地下水位低下や盛土載荷により有効応力を増加させる。
②地盤を拘束して地震時に発生する繰返しせん断変形を小さくする。
③発生する過剰間隙水圧を速やかに消散させる。

液状化の発生を防ぐ工法の原理が表で書いてある(内容が“明確に”伝わる)。

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