技術士第二次試験対策:口頭試験での注意事項

口頭試験に臨む場合の注意事項にはいろいろあると思いますが,一番重要なことは,冷静かつ落ち着いて口頭試験に臨むことだと思います。

前回のブログで紹介した技術士の試験ですが,11月下旬から,筆記試験合格者を対象とした口頭試験が実施されるそうです。

筆記試験の合格者の方は,筆記試験に合格したからといって安心してはいけません。

私がお世話になっている会社の部長さんの部下は,3度目の口頭試験で合格しました。つまり,筆記試験に合格し,口頭試験で不合格になり,翌年筆記試験に合格し,再度口頭試験で不合格になり,その翌年筆記試験に合格し,その年の口頭試験に合格しました。

部長さんの話しでは,その方は口下手で,仕事での打ち合わせ時,相手にはっきりと説明できないことがあるようです。

でも,3年連続で筆記試験に合格したのはすごいことです。筆記試験になかなか合格できない方もいるので。

技術士の試験での口頭試験で思い出すのは,大学の後輩(A君とします)のことです。

筆記試験に合格し,口頭試験に臨みましたが不合格でした。面接官と口論になったそうで,これが不合格の原因だろうとA君は言っていました。ある質問に対するA君の回答に対して,面接官が疑問を示したので,口論になったそうです。

学生時代のA君をよく知っていますが,技術的な議論になるとやや感情的になる性格でした。

自信を持って回答した内容に対して,面接官が疑問を示したので,「カッ」となり(感情的になり)口論になったと思います。

口頭試験では,どんなことがあっても絶対に感情的になってはいけません。冷静かつ落ち着いて対応してください。

感情的になったら受験生の印象が悪くなります。受験生の印象も合否に対しての重要な判断事項だと思います。

私が技術士の建設部門を受験したときの口頭試験では,受験生を追い込むような質問がありました。

ある質問に対して,「『○○』です」と回答すると,その回答に対して掘り下げた質問がありました。私が「『△△』です」と回答すると,さらに,その回答に対して掘り下げた質問がありました。私が「『□□』です」と回答すると,さらに,さらに,その回答に対して掘り下げた質問がありました。

「何で,こんなに掘り下げて質問するのか?」と思いました。

面接官がどのような意図があってこのような質問をしたのかわかりません。しかし,頭が混乱せずに冷静に対応できたので,各質問に対して適切に回答できました。

私の知人は,技術士の試験の口頭試験で,受験生を困らせようという意図が明確にわかる質問を受けたことがあるそうです。

「冷静かつ落ち着いて口頭試験に臨みなさい」と言われても,やはり,緊張したり,頭が真っ白になったりすることもあると思います。

これは避けられないことだと思います。

このような状況になったら,冷静さや落ち着きを早く取り戻すようにしてください。

私の場合は,心の中で「落ち着け!落ち着け!」と言ったり,軽く息を吐いたり吸ったりしました。結構効果がありました。

技術士試験での口頭試験に臨む皆さん・・・再度書きます。

口頭試験では,どんなことがあっても絶対に感情的になってはいけません。冷静かつ落ち着いて対応してください。

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