カタカナ語

今回もまた「言葉」をテーマにしたブログです。

先月末,小池百合子東京都知事の定例記者会見のニュースを見て気が付いたことがあります。それは,都知事がカタカナ語を多用することです。

*都民ファースト
*アスリートファースト
*ベストなソリューション
*ワイズスペンディング
*レガシー

今回のブログで,都知事のカタカナ語の多用を批判するつもりはありません。理由は,都知事のことを批判できないからです。私もときどきカタカナ語を使うからです。

*エビデンス
*ペンディング
*フィックス
*ビジュアル
*タイト
*プライオリティ  などなど・・・・

ただ,ある分野の中では市民権を得ているカタカナ語もあると思います。

例えば,土木関係の技術者の中では,「スマートインターチェンジ」,「パブリックインボルブメント」,「メンテナンスサイクル」,「コンパクトシティー」,「ユニバーサルデザイン」などは市民権を得ているカタカナ語だと思います。

他の分野でも市民権を得ているカタカナ語もあると思います。

また,都知事が使っているカタカナ語を聞いて思ったことがあります。

それは,「カタカナ語を使わずに日本語を使った方が,自分の考えを聞く人に訴える力があるのでは・・・」ということです。

例えば,「都民ファースト」「アスリートファースト」です。これらを「都民のことを第一に考える・都民のことを最も優先して考える」や「選手のことを第一に考える・選手のことを最も優先して考える」と言った方が,都民や選手も「小池百合子東京都知事は,我々のことを第一に考えてくれる」と思うのではないでしょうか。

「都民ファースト」や「アスリートファースト」という言葉は,都民や選手に対してその意味することを訴える力が弱いように思うのですが・・・・。いかがでしょうか?

これを,弊社の言葉で言えば,「日本語を使った方が聞き手にその内容が明確に伝わる」です。

平日の朝はNHKの「おはよう日本」を毎日見ています。先日の朝,テレビのスイッチを入れた瞬間,「アウティング どう向き合うか」というタイトルが目に入ってきました。

この言葉を見た瞬間・・・・「エッ!アウティングって何?」と,頭の中が固まりました。

「アウティング」・・・・・わかりますか?

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