【技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則:31回】
◆受験勉強方法を考える
◆受験勉強の質を高める
「受験勉強をする時間がなかったから試験に合格できなかった」ということを言う人がいます。つまり,以下の等式が成立するということです。
“受験勉強の時間を十分に確保できる人=試験に合格できる人”
“受験勉強の時間を十分に確保できない人=試験に合格できない人(不合格になる人)”
この等式は必ず成立するのでしょうか?
確かに,これらの等式が成立することもあるかもしれません。しかし,必ず成立する等式ではありません。
2019年1月10日に掲載したブログのテーマは「制限の中で結果が出る」でした(こちら)。
この中で,以下のことを書きました。
“仕事で忙しい人の方が技術士の資格を取得しやすい”
これは,まさに,上記した等式が成立しない場合です。
また,以下のことも書きました。
“受験勉強の時間に制限があることで工夫して受験勉強をします。与えられた時間の中で勉強の成果を出すための工夫をします”
受験勉強を工夫することとは,つまり,受験勉強の質を高めることです。
受験勉強の質を高めることとは,例えば,過去問を分析し,勉強すべき内容を明確にしたうえで“選択と集中”の考え方に基づき受験勉強をすることや予想問題を考え“選択と集中”の考え方に基づき受験勉強をすることです。
あるいは,教材の読み方を工夫し教材の中の重要な内容が頭の中に残るようにすることやニッチな時間を見つけて受験勉強をすることなども受験勉強の質を高めることです。
受験勉強を工夫する方法は様々にあると思います。
ただ,自分の現状での実力や日々の中で確保できる勉強時間などによって受験勉強の質を高める方法は個々の受験生で異なります。
そのため,自分で受験勉強の質を高める方法を考えてください。
JTAPCOブログでのブログカテゴリの中の“技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則”と“技術士第二次試験対策”に掲載されているブログの中に受験勉強の質を高める方法のヒントがあるかもしれません。気になるブログを一度チェックしてください。
“受験勉強の時間を十分に確保できない人=試験に合格できない人(不合格になる人)”は,「必ず成立する等式ではない」ことを認識してください。