“自分は大丈夫だ”と思う心理(その3)

2019年4月27日に「“自分は大丈夫だ”と思う心理(その2)」というテーマのブログを掲載しました(こちら)。このブログでは,振り込め詐欺の被害に遭いそうになった私の叔母の話と事故を起こして運転免許証を返納した私の知人のお父さんの話を書きました。どちらのケースも“自分は大丈夫だ”と思う心理がありました。

緊急事態宣言が解除され,東京都ではステップ3に入りました。首都圏では経済活動が少しずつ再開しています。

弊社は西武新宿線の航空公園駅のそばにあります。自宅から会社への往復時には,航空公園駅に入る電車や航空公園駅から出る電車を見ます。緊急事態宣言が出ているときには電車も空いていました。しかし,現在は混んでいます。会社勤めの人の多くが帰宅する18時から19時ごろの下り(都心から郊外に行く方向)の電車内は相当混んでいます。通勤は徒歩か自転車なので電車に乗ることはありませんが,混んでいる電車に乗ることにためらいを感じます。

新型コロナウイルス感染症の患者数が減ってきたので,緊急事態宣言を解除し感染予防を徹底しながら経済活動を再開させることは適切な判断だと思います。

しかし,気になることがあります。所沢市内のスーパーマーケットに入るとマスクを着用していない人がいます。市内の商店街を歩いている人の中にもマスクを着用していない人もいます。緊急事態宣言が出されていた頃に比べてマスクを着用していない人は明らかに増えています。

暑い日などには,周囲に人がいないことを確認すればマスクを一時的に外してもよいと言われています。しかし,暑いからと言って,スーパーマーケット内や商店街でもマスクを着用しなくてよいということにはなりません。どちらも自分の周囲の近いところに人がいます。

マスクを着用していない人は,恐らく「新型コロナウイルス感染症の患者数が減ってきたのでもうマスクなどする必要はないだろう。また,自分が新型コロナウイルス感染症に感染することはないだろう」と思っているのでしょう。まさに,これは,“自分は大丈夫だ”と思う心理です。

マスクを着用するのは自分の感染予防だけではありません。飛沫感染予防という目的もあります。

新型コロナウイルス感染症に感染していても無症状の人もいます。無症状の状態でマスクを着用しなかったらどうなるでしょうか。飛沫感染の危険性が出てきます。

家族の1人が新型コロナウイルス感染症に感染し亡くなった家族のことを取材した番組をテレビで見ました。周囲がその家族を見る目が変わってしまい,また,誹謗中傷もあったそうです。「人生が変わってしまった」というようなことをこの家族の方が話していたのが印象に残っています。

自分が原因で他人を感染させてしまったら大変なことになります。

“自分は大丈夫だ”と思う心理は危険な心理です。

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