実際にやってみる

「わかりやすい文書の書き方」をテーマとしたセミナーでは解説終了後に解説内容を確認するための演習を行っています。

わかりやすい文書の書き方の解説を聴いた直後に解説内容に関する確認演習をすることで解説内容の理解が深まります。

セミナー出席者の方々に書いていただくアンケートでも演習に関するコメントを書く方もいらっしゃいます。

*演習でより講義の内容を理解・整理できた。
*最後の演習で今回学んだことを実践し自分の理解度を確かめることができた。
*演習が多く実践する事で内容を理解できた。
*演習がたくさんあり理解したことのまとめができてよかった。
*演習を行うことでさらに理解度が上がりました。

これらのアンケート結果から,「頭の中で理解したことを実際にやってみることが重要」ということがわかります。

これと類似したことですが,「頭の中では理解したつもりでも実際にやってみると理解したつもりだった」ということがあります。

会社員時代,現場計測の仕事をしていたことを以前ブログで書きました(こちら)。

現場計測の仕事では,工事を安全に施工するためのデータ今後の研究に役立てるためのデータなど現場で様々なデータを取ります。

これらのデータを取るため,様々な計測機器を使いますが,計測機器によってはその使い方が複雑なものもあります。

このような計測機器に対しては,現場で使う前計測機器を販売する会社の人が来てこの計測機器の使い方を説明してくれます。

説明を聴いているときには「なるほど,このように使うのか・・・」理解したつもりになります。しかし,後日その計測機器を実際に使ってみると「アレッ・・・このようなときにはどのように使うんだっけ?」ということがあります。

このようなことが起こるのは,「頭の中では理解したつもりでも実際にやってみると理解したつもりだった」ということです。

逆に言えば,実際にやってみることで,「自分が理解したつもりだった」ということがわかります。

頭の中で“理解した”と思ったことでも“実際にやってみること”が重要です。

このことは,文章を書くとき「『何を書いたらいいのかわからない』と立ち止まっていないで,とにかく書いてみることが重要」ということにも共通します(こちら

 

何ごとも,「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」・・・です。

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