昨日,個人情報漏洩に関するブログを掲載しました(こちら)。
このブログを読んだ知人の方からブログの内容に関するメールが今日届きました。
「日本技術士会の会員や準会員だけが閲覧できる名簿があります」という内容でした。
この名簿の存在を知らなかったので早速確認しました。
確認すると「WEB名簿」というものがありました。
「WEB名簿」の使い方を紹介するサイトには次のようなことが書かれていました。
当会のホームページ(以下HPという。URLは,http://www.engineer.or.jp/)の会員専用コーナー(閲覧にはパスワード取得が必要)に,会員名簿の掲載を開始しました。その利用方法をご紹介致しますので,積極的な活用をお願い申し上げます。
掲載日は2004年2月になっています。
会社宛に封書を送ってきた人や会社のメールアドレスにメールを送ってきた人はこの名簿を利用したのだと思います。
私が日本技術士会に入会したのは17年前頃です。そのため,入会時に情報掲載(個人情報の公開)の可否の確認があったかどうかを忘れました。
早速,日本技術士会にそのことを確認したところ「個人情報公開に関する許諾は取っていない」との回答でした。また,「名簿は会員しか閲覧できないから・・・」というような回答もありました。
すなわち,会員登録された時点で個人の意思に無関係に個人情報が公開されるということです。これは個人情報漏洩に相当する行為ではないでしょうか?
会員ではなくても「会員番号」と「パスワード」を会員から教えてもらえばWEB名簿を閲覧できるとともにこれを利用できます。すなわち,会員以外の人が技術士の個人情報を利用することも可能です。WEB名簿の利用に関する趣旨と違う使い方ができます。
やはり,会員登録時に個人情報公開の可否について確認すべきです。私のように,全く面識の人から理事選への投票を依頼されることを不快に思う人も他にいると思います。
個人情報を公開しそれを積極的に活用したいと思っている人だけがWEB名簿に登録すればよいと思います。
今度,個人情報の公開を拒否できるかどうかを日本技術士会に聞いてみよう・・・。