お客様のことを考える

「お客様のことを考える」で思い出すことがあります。

【その1】
私の知り合いが,都内で日本料理の店をやっています。

数年前に友人とその店に行ったときのことです。店に入ってから15分ぐらい経ったとき地震がありました。地震発生直後,知人が,すぐにガスの火を止めるとともに厨房から出て入口のドアのところに向かって走っていきました。そして,ドアを開け外部の状況を確認していました。その行動を見て,「エッ? 我々を残して自分だけ逃げちゃうの?」と思いました。

少し大きな揺れでしたがその揺れはすぐに収まりました。

知人が戻ってきたので,冗談半分に「客を置いて逃げちゃだめですよ」と言ったら,「逃げたのではないです。動線を確保するとともにお客様が安全に避難できるかどうかを確認しました」との答が返ってきました。

地震の影響で入口のドアが開かなくなり,お客様が店の中に閉じ込められることを防ぐため動線を確保したそうです。また,外部の状況を見て,お客様を安全に避難させられるかどうかを確認したそうです。知人に聞いたら,地震時のこのような対応はプロの料理人の基本の行動だそうです。もちろん,「疑ってすいません」と知人に謝罪しました。

「お客様の命を守ること」というのは「お客様のことを考えること」だと思います。

【その2】
小学校・中学校で同級生だった友人が,川崎市内でイタリアンの店(レストラン)をやっています。カウンター席がメインの小さな店です。家族,友人同士あるいはカップルのお客様が中心ですが1人で来るお客様もいます。

以前,友人から聞いた話ですが,友人は,1人で来るお客様には積極的に話かけるようにしているそうです。自分の周りにいる人が会話をしながら料理を待っていたり,料理を食べたりしている中で,1人黙って料理を待っているとそこに居づらいような気持になるからだそうです。話かけると多くの方が友人と会話を始めるそうです。

「お客様に話かけること」というのは「お客様のことを考えること」だと思います。

わかりやすい文書を書くうえで最も重要なことは,「書き手と読み手の違いを認識すること」です。

「書き手と読み手の違いを認識すること」とは,「読み手の立場に立って文書を書くこと」と言い換えることができます。また,「読み手の立場に立って文書を書くこと」とは,「お客様のことを考えて文書を書くこと」と言い換えられる場合もあります。

例えば,お客様からいただいた仕事の報告書を書く場合です。「仕事の発注者=お客様」だからです。

「お客様のことを考える」とは,仕事の内容に関係なく重要なことだと思います。

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