来月,技術士第二次試験を受験される方へ:Aさんから届いたメッセージ(その2)

2016年4月5日に「Aさんから届いたメッセ-ジ」というタイトルのブログを掲載しました(こちら)。

先日,このブログの原稿を送ってくださったAさんと久しぶりにお会いしました。技術士第二次試験を受験される方にとって,Aさんの技術士第二次試験に対する姿勢や技術士という資格に対する考え方が参考になるので,JTAPCOブログでもAさんに関することをテーマにしたブログを何度か掲載させていただきました。

*2016年3月3日:こちら
*2016年4月24日:こちら

そこで,来月に迫った技術士第二次試験を受験する方に向けたメッセージを送っていただくようにお願いしました。

その原稿が先日届いたのでJTAPCOブログに掲載します。

受験生の方々は今回の「Aさんから届いたメッセージ」の内容を参考にして来月に迫った試験に臨んでください。

注):Aさんから送っていただいた原稿をそのまま掲載させていただきましたが,文字の大きさを変えたり,文を強調したりするなどの加工を弊社でさせていただきました。


【技術士を目指す皆様へ】

こんにちは,技術士を目指す皆様。森谷先生のブログで度々登場するAです。皆様へアドバイス,エールを送りたいと考え投稿させていただきました。

筆記試験本番まで1ヶ月を切りました。私は,皆様が不安と緊張と頭が疲れて,つぶれそうになっているのではないかと考えております。

私も経験していますので良くわかります。そこで,不安と緊張と頭の疲れを少しでも和らげるためのアドバイスをいたします。

1.新たな知識は習得しない
これから試験当日までは,新たな知識は習得せず,今まで学んできたことだけに専念しましょう。新たな知識を習得しようとすると,「ああ~これも重要だ,だけど良くわからない,どうしよう」などと,余計な不安が頭をよぎり逆効果です。

2.不得意な技術の勉強はしない
これから試験当日までは,皆様が不得意だと感じる技術の勉強はやめましょう。得意か普通だと感じる技術の勉強だけに専念しましょう。不得意な技術を短時間で得意な技術にすることは不可能です。また,効率も悪いです。

3.とにかく書く練習をする
試験本番を想定して,とにかく書く練習をしましょう。解答用紙を準備して,目の前に時計を置いて,試験と同じ時間内で論文を書く練習をしましょう。練習なので,あらかじめ準備しておいた解答できる問題でかまいません。試験本番までの残りの時間で行うことは,勉強というより論文を書くための最終訓練だと考えてください。

4.十分な睡眠時間を取る
試験当日にベストを尽くせるよう,十分な睡眠時間を取りましょう。この時期に夜遅くまで勉強しても逆効果です。私自身も,試験前に十分な睡眠時間を取らずに試験にのぞみ,当日,試験どころではなかった経験があります。もちろん不合格でした。

5.試験に合格した時のことを想像する
技術士会のホームページに自分の受験番号が載っていることを想像しましょう。「今は苦しいけど,必ず合格するから明るい未来が訪れる」と考えましょう。明るく前向きに考える人には,必ず幸運が訪れます。

最後になりますが,自分を信じて試験にのぞみましょう。今まで十分に勉強し,また,業務を遂行してきたはずです。努力した方は必ず良い結果を得ることができます。

皆様全員が合格し,来年の4月から御自分の名刺に技術士の名称を載せて御活躍されることを心から願っております。

以上

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