技術士第二次試験対策:見方を変えて(視点を変えて)受験勉強方法を考える

弊社のJTAPCOブログには,「技術士試験・受験勉強方法の鉄則」というブログカテゴリがあります。ここでは,技術士第二次試験を対象にした受験勉強方法に関する鉄則を掲載しています。現在,28の鉄則があります(こちら)。

自分の経験に基づく鉄則を基本にしています。ただ,私が受験したときには「択一式試験」はなかったため,択一式試験に関する鉄則は,受験対策本を執筆したときに気が付いたことを書いています注)こちら)。

注):受験対策本を執筆するため,建設部門での過去の択一式問題をすべて調べました。その作業の中で択一式問題に関する出題傾向がわかり,その結果に基づき,択一式試験に対する受験勉強方法の鉄則と考えました。

弊社が「技術士試験・受験勉強方法の鉄則」を掲載しているのは,「自分に合った受験勉強方法を考えることは,試験に合格するうえでの重要事項だ!」と考えているからです。

日々の生活環境(仕事をする環境も含む)は個々の受験生で異なります。すなわち,受験勉強に充てられる時間も個々の受験生で異なります。また,受験時点での実力も個々の受験生で異なります。

生活環境や自分の実力に基づき受験勉強方法を考え,これを実践することで受験勉強の成果が出ます。

仕事が忙しく受験勉強の時間を十分に確保できない環境の中でも試験に合格できる方はいます。逆に,受験勉強の時間が十分に確保できる環境にいながら残念ながらまだ合格できない方もいます。

このような違いが出る理由の1つが「受験勉強方法の違い」だと思います。

2018年7月29日のブログのテーマは「見方を変える」でした(こちら)。

受験勉強の成果がまだ出ていない方は,この「見方(視点)を変える」という考え方を取り入れて現状での受験勉強方法を見直したらどうでしょうか?

例えば,以下のようなことです。

建設部門を受験される方にとって国土交通白書は必読の教材です。

「これまで国土交通白書を読むだけだった」という方は,「見方(視点)を変える」という考え方を取り入れて,国土交通白書を読むときにはその読み方を工夫してみたらどうでしょうか?

例えば,「『結局,ここでは何が言いたいのだろう?』と考えて読む方法」を取り入れてみたらどうでしょうか?

「結局,ここでは何が言いたいのだろう?」という意識をもつことで読み方が変わります。なぜならば,この答えを出すため内容を確認しながら読むからです。一度読んだだけでは答えが出ない場合には何度も読み返します。このように,読みが深くなることで,読んだ箇所に書かれてあることがしっかり頭の中に入ります。

また,「結局,ここでは何が言いたいのだろう?」の答えをノートに書くこと勉強の成果を上げる方法の1つです(こちら)。

JTAPCOブログでも書いたように,平成31年度(2019年度)から技術士試験の試験内容が改正されます(こちら)。

これを機に,受験勉強の成果がまだ出ていない方は,「見方(視点)を変える」という考え方を取り入れて現状での受験勉強方法を見直してください。

「アッそうだ,今年は,○○のようにやってみよう」という考え方が出てくると思います。

次回のブログで,「『結局,ここでは何が言いたいのだろう?』と考えて読む方法」について詳しく解説します。

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