平成31年度・技術士試験の試験方法の改正について

技術士第二次試験の試験制度が平成31年度から変わります。「平成30年度から変わる」という話もありましたが平成31年度から改正されます。

改正の概要は,(公社)日本技術士会のウェブサイトに出ていますので詳しくはそちらをご覧ください(こちら)。改正内容のポイントは以下の2項目です。

改正内容1:試験方法の改正(ただし,総合技術監理部門を除く技術部門)
改正内容2:選択科目の改正

今回のブログでは,改正内容1についてのコメントを書きます。

改正内容1のポイントは,必須試験での択一式試験が廃止されることです。択一式試験が記述式試験に改正されます。今年度の必須科目は択一式試験ですが,平成31年度からの必須科目は記述式試験です。

今回の試験方法の改正に伴い答案を書く力が一層要求されます。

改正内容1の概要は,以下のとおりです。

必須科目は,択一式試験から記述式試験に改正されることから今年度までの試験に比べて問題のレベルが高くなります。

必須科目に関して,「“『技術部門』全般にわたる専門知識,応用能力,問題解決能力及び課題遂行能力”ってどんな問題が出るの?」という感想です。しかし,「問題の概念」から判断すると,今年度までの“選択科目”と同じような試験問題になるかもしれません。

また,上述したように,必須科目と選択科目の「問題の種類」の中に“問題”と“課題”というキーワードが入っています。「問題と課題の違い」を明確にしたうえで解答しないと解答内容に対する評価点が下がるのでしょうか?

JTAPCOブログでは,2017年1月15日に「問題と課題」というテーマのブログを掲載しました(こちら)。この中で,問題と課題の違いを書きました。

「問題と課題の違い」に関して詳しく説明しているウェブサイトもあるので,来年度以降に受験される方は,これらの違いをウェブサイトなどで調べたらどうでしょうか。

日常の中でも,「問題と課題の違い」をしっかり認識したうえで業務を進めることも試験対策になると思います。

その他,必須科目と選択科目に対する評価項目が明確に示されました(全8項目)。例えば,専門的学識,問題解決,マネジメントなどです。この評価項目の中に「コミュニケーション」があります。これは,以下のように定義されています。

*業務履行上,口頭や文書等の方法を通じて,雇用者,上司や同僚,クライアントやユーザー等多様な関係者との間で,明確かつ効果的な意思疎通を行うこと。

*海外における業務に携わる際は,一定の語学力による業務上必要な意思疎通に加え,現地の社会的文化的多様性を理解し関係者との間で可能な限り協調すること。

実際,採点上,この評価項目がどのように反映されるのかわかりません。しかし,「口頭や文書等の方法を通じて,・・・明確かつ効果的な意思疎通を行うこと」は,わかりやすい文書を書くことに関係していると思います。わかりやすい文書を書くことで,書き手から読み手への伝達が成立するからです。

すなわち,日常業務の中でわかりやすい文書を書くことが試験対策になります

今年受験される方は,今年度の試験で技術士の試験に必ず合格してください。今年度の試験で不合格になると来年度の試験勉強が非常に大変になるからです。

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