見方を変える

JTAPCOブログには,「発想法」というブログカテゴリがあります。これまで,この中で4本のブログを掲載しました。

*視点を変える(小学校の時の出来事)こちら
*具体化する(受験生を具体化する)こちら
*徳島県勝浦郡上勝町と発想法こちら
*視点を変える(パートⅡ)こちら

「発想法」という名称のブログカテゴリですがブログの内容は「視点を変える」です。

仕事を企画したりするときには「視点を変える」ということを常に考えています(意識しています)。

弊社の技術士第二次試験対策の指導内容は“答案の書き方”です。この指導内容も視点を変えて考えたものです。

受験指導をしているほとんど会社(あるいは個人の技術士の方)が行っている受験指導の内容は,「問題に対する解答として何を書くか」・・・つまり受験する部門の選択科目に関する技術指導です。

弊社では,「『問題に対する解答として何を書くか』も重要だが,頭の中に浮かんだ解答を整理しそれを答案用紙にわかりやすく書く(試験官に解答が明確に伝わるように書く)ことも重要だ。筆記試験では,受験生が答案用紙に書いたことに対して評価を受ける。」という考えに基づき“答案の書き方”について指導しています。

つまり,他社(あるいは個人)と視点を変えてこの指導内容を決めました。

「視点を変える」とこれまでと違ったことが見えてきます。

「道をひらく:松下幸之助著:株式会社PHP研究所」こちら)という本があります。この中に「見方を変える」という一編があります。ここで,その内容を紹介します。


【見方を変える】
富士山は西からでも東からでも登れる。西の道が悪ければ東から登ればよい。東がけわしければ西から登ればよい。道はいくつもある。時と場合に応じて,自在に道を変えればよいのである。一つの道に執すればムリが出る。ムリを通そうとするとゆきづまる。動かない山を動かそうとするからである。そんなときは,山はそのままに身軽に自分の身体を動かせば,またそこに新しい道がひらけてくる。
何ごともゆきづまれば,まず自分のものの見方を変えることである。案外,人は無意識の中にも一つの見方に執して,他の見方のあることを忘れがちである。そしてゆきづまったと言う。ゆきづまらないまでもムリをしている。貧困はこんなところから生まれる。
われわれはもっと自由でありたい。自在にものの見方を変える心の広さを持ちたい。何ごとも一つに執すれば言行公正を欠く。深刻な顔をする前に,ちょっと視野を変えてみるがよい。それで悪ければ,また見方を変えればよい。そのうちに,本当に正しい道がわかってくる。模索の本当の意味はここにある。そしてこれができる人には,ゆきづまりはない。おたがいにこの気持ちで,繁栄への道をさぐってみたいものである。


何かにゆきづまったときには,見方(視点)を変えてみたらどうでしょうか?

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