日本列島は,連日,猛暑な暑さが続いています。7月23日(月)に,埼玉県熊谷市では41.1度という国内における観測史上最高の気温になりました。
この日,弊社のある所沢市でも39.8度を記録しました。午後,外出する予定あったため外に出ましたが,「暑い」というより「痛い暑さ」でした。肌がジリジリして火傷をしそうな感覚でした。初めての経験でした。
この夏は,猛烈な暑さが続いているため熱中症で病院に搬送される方も多く,また,熱中症で亡くなる方も多いそうです。
このため,各局でのニュース(テレビorラジオ)では熱中症を予防するための方法を紹介しています。
NHKのニュースをよく見ますが,熱中症予防対策として必ず紹介する方法の1つが「こまめな水分補給」です。
毎日のように「こまめに水分を補給しましょう」とアナウンサーが伝えています。
この「こまめに」という言葉ですが,日常生活の中ではあまり使わないような気がしますが・・・。どうでしょうか?
「こまめに水分を補給しましょう=頻繁に水分を補給しましょう」ということはわかります。しかし,「こまめ」という単語の意味が気になったので広辞苑で調べてみました。
【広辞苑:第5版】
“こまめ”
①ちょこちょこよくからだを動かして使うさま。まめまめしいこと。“こまめ”に立ち働く。
また,「まめまめしい」という言葉の意味がわからなかったので調べてみました。
“まめまめしい”:“忠実忠実しい”と書くようです(びっくりです・・・)。
①非常に誠実である。はなはだまじめである。
②よく勤めて働くさまである。
③日常生活に必要である。実用のものである。
広辞苑での「こまめ」と「まめまめしい」の意味からは,なぜ,“こまめに”という言葉が“水分補給”という言葉に付くのかはっきりしませんが・・・。
いずれにしろ,「こまめな水分補給」は重要な熱中症予防対策の1つです。
ちなみに,英語で“こまめに”は“frequently”だそうです。
NHKのテレビやラジオのニュースでは,「こまめな水分補給」以外にも熱中症予防対策として「ためらわずにエアコンを使いましょう」と伝えています。
「エアコンを使いましょう」ではなく「ためらわずにエアコンを使いましょう」と伝えるのは,エアコンを使うのをためらう人が多いからだと思います。
特に,高齢者の中でエアコンを使うのをためらう人が多いようです。エアコンを使うのをためらう理由はいろいろあるようですが・・・。
「ためらわずにエアコンを使いましょう」という言葉から,NHKの高齢者に対する配慮が見えてきます。
しかし,この異常な暑さはいつまで続くのでしょうか・・・?
「いいかげんにしてくれ!」という気分です。