今回は,「脳に悪い7つの習慣」を紹介します。
著者は,脳に悪い習慣として以下の7項目を挙げています。
①「興味がない」と物事を避けることが多い
②「嫌だ」,「疲れた」とグチを言う
③言われたことをコツコツやる
④常に効率を考えている
⑤やりたくないのに,我慢して勉強する
⑥スポーツや絵などの趣味がない
⑦めったに人をほめない
この本では,これらをやめるだけで頭の働きが倍増する理由を,脳のしくみからわかりやすく解説しています。
これらの中で当てはまる項目がありますか?
来年早々から,平成31年度の技術士第二次試験に向けての受験勉強を始める方も多いと思います。そのような方は以下の内容が参考になると思います。
■目的と目標は分けなければ達成できない
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みなさんは常日ごろ,「目的」と「目標」を分けて考えていますか?
たとえば「がんばって契約を取ってきます」というのは,ただの「目的」です。「目標」とは,契約を取るために何をするか,やるべきことを具体的にしたもののことをいいます。ということは,目的を達成するためには,いくつもの目標があることになります。しかしながら,それを明確にしないまま「がんばります」という人は少なくありません。
根性論で「がんばります」とだけ言っても,脳は何をがんばればいいのかわかりません。「がんばります」は,脳にとっては意味不明な言葉なのです。
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脳を正しくがんばらせるには,「具体的に何をするか」「いつまでにするか」「今日は何をするか」などの目標を明確にする必要があります。
例えば,「技術士第二次試験の合格を目指して毎日がんばって勉強するぞ」は脳にとっては意味不明な言葉です。何をどのようにがんばるのか脳はわかりません。
「合格を目指して,仕事で帰宅時間が遅くなっても,平日は,毎日必ず2時間以上勉強をするぞ」などのように具体的にすべきことを目標とすることで脳がただしくがんばります。
例えば,技術士第二次試験を受験される方は,受験の目的とその目的を達成するための目標をノートなどに書きそれを常にチェックすることで,脳に対してはっきりとがんばる方向性を決めるようなことをしたらどうでしょうか?