新聞のインタビュー記事を読んで

2020年3月11日(水)は,東日本大震災から9年が経過した日でした。

3月11日に読んだ新聞記事の中で「なるほど,このような考え方もあるな」と思った内容の記事がありました。3月11日(水)の朝日新聞の朝刊に掲載された記事です。東日本大震災復興構想会議の議長代理を務めた御厨貴さんのインタビュー記事です。少し長いですがインタビュー記事の一部を引用させていただきます。

震災直後に設置された復興構想会議で議長代理を務めました。そのとき意識したのは「災後」ということです。
それまでの復興モデルは「戦後」型でした。敗戦後の復興のように,国が面倒を見て,平等主義ですべての地域を復興させる。1995年の阪神・淡路大震災の復興も戦後型で,原状回復を目指すものでした。
しかし,東日本大震災は根本的に違っていました。過疎地や限界集落も含めて,非常に広範囲が被災した。戦後的な平等主義ではなく,別のやり方が必要なんじゃないか。それで,「災後」の復興ということを考えたのです。
9年たってみると,結局,「戦後」的な発想から抜け出せなかったと感じます。多くの被災地を回りましたが,復興の議論がすべて,人が増える,企業も進出するという「成長モデル」を前提にしているんです。すごく不便な土地まで復興住宅をつくる。子どもがほとんどいない地域に学童施設をつくり,バス路線を通そうとする。巨額のカネをインフラや住宅につぎこんでも,人は戻ってこない。
本来なら,過疎が進み,これから栄えることはまず考えられない地域で,新しい復興の「縮小モデル」をつくるべきでした。そうすることで,東北が,人口減少時代の最先端になれたはずなんです。

「人が増える,企業も進出するという『成長モデル』を前提とした復興は終わった。復興を考えるときにも『人口減少』を前提とした新しい復興の『縮小モデル』を考えるべきだ」という考え方に対して「なるほど,このような考え方もあるな」と思いました。

テレビで見た東日本大震災関連の特集番組の中で「被災後の土地に新しいまちづくりをしたが人が戻ってこない」という話をした人がいました。

首都直下地震が発生した場合には首都圏でも「復旧・復興」が必要な事態に必ずなると思います。首都圏でも,「『人口減少』を前提とした新しい復興の『縮小モデル』を考えるべきだ」という考え方が当てはまると思います。

「戦後型」から「災後」・・・

この記事を読んで「考え方を変えることで違ったものが見えてくる」と改めて思いました。

ジェイタプコブログには「発想法」というブログカテゴリーこちら)があります。今回のブログは東日本大震災に関連した内容でしたが,このブログは「発想法」のブログカテゴリーに入れることにします。

test

この記事を読んだ方は、こちらも閲覧しています。

  • カタカナ語カタカナ語 今回もまた「言葉」をテーマにしたブログです。 先月末,小池百合子東京都知事の定例記者会見のニュースを見て気が付いたことがあります。それは,都知事がカタカナ語を多用することで […]
  • 文書を書くことは文字によるコミュニケーション文書を書くことは文字によるコミュニケーション 「内容が明確に伝わる文書の書き方(わかりやすい文書の書き方)」をテーマにした社員研修やセミナーで必ず解説する項目の中に「日々のオンザジョブトレーニング」という項目がありま […]
  • 大規模停電大規模停電 2019年9月1日(日)の防災の日にNHKスペシャルでは,ブラックアウトをテーマとした番組を放送していました(こちら)。   巨大都市 […]
  • ダウンロード項目の追加:【今日からできる受験勉強】ダウンロード項目の追加:【今日からできる受験勉強】 「技術士試験対策・ダウンロードコーナー」にダウンロード項目を追加しました。資料の内容は「今日からできる受験勉強」です。   知識や技術を参考図書ある […]
  • 気持ちの持ち方気持ちの持ち方 最近,「無人島に生きる16人(須川邦彦著)」という本を読みました(こちら)。明治時代にあった実話です。嵐で帆船が難破しました。その船の16人の乗組員が珊瑚礁の小さな無人島 […]

にほんブログ村 資格ブログ 工業・技術系資格へ にほんブログ村 資格ブログ 国家試験へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

ジェイタプコ代表・森谷仁の著書
マンガでわかる 技術文書の書き方:「伝わる」から「明確に伝わる」へ オーム社
2,640円 Amazonで購入する
技術文書の書き方として,「内容が明確に伝わる技術文書の書き方の技術」をマンガで解説した内容です。
「技術者のためのわかりやすい文書の書き方」オーム社
2,200円 Amazonで購入する
事例を示しながら17の書き方の使い方を解説しました。
「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック 5つの手順で書いてみよう」オーム社
2,420円 Amazonで購入する
答案の書き方を学びたいと考えている受験生の必読書です。​
「技術士第二次試験 建設部門 完全突破」オーム社 水村俊幸共著
2,860円 Amazonで購入する
技術論文の書き方を、基本編と実践編に分けてわかりやすく解説しました。
企画&提案する技術士事務所 有限会社ジェイタプコ

ジェイタプコは「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」をお伝えする会社です。

あらゆる分野・職種の技術者の方々に、研修やセミナーを通して「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」をお伝えします。

トップへ戻る

This will close in 20 seconds

This will close in 20 seconds