日々のオンザジョブトレーニングを実践する(パートⅢ)

弊社では,日々のオンザジョブトレーニングの実践を後押しするため,「日々のオンザジョブトレーニング実践のポイント」を作成する予定です。日々のオンザジョブトレーニングの実践で,わかりやすい文章を書くためのポイントが徐々にわかってくるからです。

日々のオンザジョブトレーニング実践のポイントとは,職場で日々実践していただくことをまとめたものです。例えば,以下のような内容(案)です。


【ポイント番号△】
「相手に何かを報告する場合には,報告すべき要点(内容の要点)を冒頭に話してください。例えば,上司に検討結果を報告する場合,『検討結果は〇〇です』のように結論を冒頭に話すことです」

各ポイントには,【解説】として,その実践の目的や留意事項を書きます。

【解説】
この実践は,内容の要点を考えるとともに,内容の要点を明確に伝える(内容の要点を冒頭に話す)ことを目的としたトレーニングです。会話の中でこのようなトレーニングをすることが,文章を書く場合に「内容の要点を考えそれを明確に書こう」という意識につながります。


【ポイント番号○】
「昼休みや一日の仕事が終わったあとなどに,その日に仕事で書いた文章,例えば報告書,打ち合わせ資料あるいはメールなどを一度読み返してください。その中に,一文の文字数が100文字を超える文があったら,一文一義の考え方に基づき,その文を複数の文に分けることができるかどうかをチェックしてください。分けることができる場合には複数の文に書き直してください」

【解説】
この実践は,文を短く書くことを目的としたトレーニングです。文を短く書くことで読み手に文章の内容が明確に伝わります。文を短く書くことは,わかりやすい文章を書くときの重要なポイントです。すなわち,内容の要点を考えそれを明確に書くときの重要なポイントです。なお,このトレーニングは不定期でも結構ですから継続して行ってください。継続することで,文を短く書くポイントが徐々にわかってきます。


以上のような内容(案)で,「日々のオンザジョブトレーニング実践のポイント」を作成する予定です。これを活用していただき「文章を書くことに慣れていない・文章を書くことが苦手」という弱点を克服してください。

日々のオンザジョブトレーニングのコンセプトは,「無理なくできることを継続して実践すること」です。

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