日本語と英語の語順の違いからわかること

日本語と英語の語順の違いから,文を短く書く(簡潔に書く)ことの重要性がわかります。

“おじいさんは芝を刈るために山へ出かけた”

を英語で書けば,以下のようになります。

“Grandfather went to the mountain to mow the lawn.”

 “公園で走っている男の子がいる”

を英語で書けば,以下のようになります。

 “There is a boy who is running in the park.”

日本語では,「おじいさんは・・・出かけた」の語順ですが,英語では,「おじいさんは出かけた・・・」の語順です。

日本語では,「・・・男の子がいる」の語順ですが,英語では,「男の子がいる・・・」の語順です。

何が言いたいのかというと・・・

日本語と英語の語順の違いです。

日本語では,述語が文末にきますが,英語では述語が最初にきます。

すなわち,英語では,述語が早い段階で出てくるので,文の中で言いたいこと(例えば,誰がどうする・どうした)がすぐにわかります。

これに反して,日本語では,「誰がどうする・どうした」が最後にきます。

先日(5月9日)のブログでは,NHKのサイトの記事を紹介しました(こちらを参照してください)。

東京電力が「断層の活動性はない」と評価している新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の敷地内の断層をめぐり,新潟県内の地質学者などでつくる研究グループが,評価の根拠の一つとなっている地層の年代の推定が誤っている可能性があるとして,原子力規制委員会に審査の見直しを求めることにしています。

この文では,「研究グループが,審査の見直しを求めることにしています」がこの文の幹となる内容です。

「審査の見直しを求めることにしています」が文の最後に書かれているため,この文を理解するためには,その前までの内容を記憶しておく必要があります。

日本語では,読んでいる箇所の内容を記憶したまま文を最後まで読まないと,文の内容がわかりません。

長い文を書くと記憶する内容が多いので,長い文は読み手に負担をかけます。

また,英語では,“There is a boy who is running in the park.”のように,最初に文の主要な骨組み(誰がどうする・どうした)を示し,補足的な説明は関係代名詞などで後に付け加えていくこともできます。

英語は,文が長くても,日本語ほど読み手に負担をかけません。

日本語と英語の語順の違いから,文を短く書く(簡潔に書く)ことの重要性がわかってきます。

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