「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明の第15回(最終回)として,「“マンガでわかる技術文書の書き方とは”と“読者層”」を説明します。
これまでの解説から,「マンガでわかる技術文書の書き方」を以下のように紹介することができます。
本書は,美味しい料理を作るための食材の調理方法を解説した料理本に例えることができます。美味しい料理とは内容が明確に伝わる技術文書のこと,食材とは読み手に伝える内容のこと,例えば,仕事の成果や会議で伝えることなど,調理方法とは書き方の技術のことです。さらに,一層美味しい料理を作るため,「内容が明確に伝わる技術文書を書くうえで必要なこと」という隠し味を加えます。つまり,本書は,読み手に伝える内容を書き方の技術を使って「内容が明確に伝わる技術文書」にする方法(書き方)を解説する内容です。また,書き方の技術を習得・レベルアップするための継続学習方法すなわち日々のオンザジョブトレーニングを解説するのも本書の特徴です。
本書の読者層として,主に,若手技術者の方を考えています。内容が明確に伝わる技術文書の書き方の基本を学んでいただき,「君の書いた技術文書はわかりやすい」と言ってもらえる技術者になっていただきたいと考えています。
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内容が明確に伝わる技術文書の書き方の基本とはこれまで説明した以下のことです。
■内容が明確に伝わる技術文書を書くときに認識すること
*技術文書を書く目的の認識,「伝わる」と「“明確に”伝わる」の違いの認識,書き手と読み手の違いの認識
■内容が伝わる技術文書の書き方の技術
*書き方の3原則と6つのルールと18の書き方
■内容が明確に伝わる技術文書を書くうえで必要なこと
*「理解したつもり」から「理解した」へ,頭の中を整理する
■日々のオンザジョブトレーニングの実践
*継続学習をする
15回に亘って,「マンガでわかる技術文書の書き方」の内容を説明しました。今回が最後の説明です。
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本書を読み,日々のオンザジョブトレーニングを実践して「君の書いた技術文書はわかりやすい(内容が明確に伝わる)」と言ってもらえる技術者になってください。