三谷幸喜氏の考え方に学ぶ

三谷幸喜氏の考え方とは,“固定観念にとらわれない考え方”のことです

毎週土曜日の夜に放送されている民放の情報番組で,脚本家や劇作家などの三谷幸喜氏が今月2週にわたり読書感想文の書き方を説明しました。

1週目には,以下のことをポイントとして説明していました。
*「あらすじは不要。どう思ったかではなく『どう変わったか』を書く」

2週目には,以下のことをポイントとして説明していました。
*冒頭は台詞で入ると引きこまれる
*体言止めを活用する
*両親に感謝すれば収まりがいい

特に参考になったのは,1週目の「どう思ったかではなく『どう変わったか』を書く」ということです。「読書感想文=本を読んでどのような感想を持ったか,つまり,どう思ったか書かなければならない」と多くの方が思っています。これが固定観念です。でも,読書感想文を書くうえでそのような決まりはありません。逆に,「どう変わったか」を書いた方が自分にとってプラスになります。このような視点で本を読むと自分の意識が変わるからです。

三谷幸喜氏は,先週の土曜日の番組で自由研究のテーマとして「うつ伏せと腹ばいの意味の違いを考えることもある」という説明をされていました。三谷氏はこれらの違いを実演してくださいました。それを見て,「うつ伏せと腹ばいは違うんだ」ということを初めて知りました。

言葉の意味の違いを研究することも自由研究です。面白い発想です。「自由研究=科学に関することを研究する」ということが固定観念です。

「固定観念にとらわれない」ということは理解できても「〇〇=△△」のような考え方を持ってしまいます。しかし,常に,「本当に〇〇=△△か?」という考え方を持っていれば固定観念にとらわれない考え方が次第に身に付くのではないでしょうか。

固定観念にとらわれると考え方や発想が狭くなります。仕事でも固定観念を取り除くと違った発想ができると思います。

test

この記事を読んだ方は、こちらも閲覧しています。

  • 復習する復習する 【技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則19】  ◆勉強方法を考える […]
  • 「技術士試験・受験勉強方法の鉄則」の再掲載について「技術士試験・受験勉強方法の鉄則」の再掲載について リニューアルする前のサイトの中に,「技術士試験・受験勉強方法の鉄則」というコンテンツがありました。このコンテンツの中では,ジェイタプコ独自の視点でまとめた技術士の第二次試験に合格 […]
  • 新型コロナウイルス感染症の終息後に変わること新型コロナウイルス感染症の終息後に変わること 今日で4月が終わります。今月は,新型コロナウイルス感染症の国内での大流行で大きく揺れた1か月でした。 4月7日(火)に緊急事態宣言が7都府県に出され,政府から不要不 […]
  • これまでに読んだ本から(19冊目):【日本語スタイルガイド】これまでに読んだ本から(19冊目):【日本語スタイルガイド】 今回は,「日本語スタイルガイド」を紹介します。  ◆「日本語スタイルガイド 第2版:一般社団法人テクニカルコミュニケーター協会 編著」   この本には […]
  • 図解で描く図解で描く 「わかりやすい文書の書き方」の中に「6つのルールと17の書き方」があります(こちら)。   現在の「6つのルールと17の書き方」は「バージョン3(Ver.3 […]

にほんブログ村 資格ブログ 工業・技術系資格へ にほんブログ村 資格ブログ 国家試験へ にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

ジェイタプコ代表・森谷仁の著書
マンガでわかる 技術文書の書き方:「伝わる」から「明確に伝わる」へ オーム社
2,640円 Amazonで購入する
技術文書の書き方として,「内容が明確に伝わる技術文書の書き方の技術」をマンガで解説した内容です。
「技術者のためのわかりやすい文書の書き方」オーム社
2,200円 Amazonで購入する
事例を示しながら17の書き方の使い方を解説しました。
「技術士第二次試験 建設部門 答案作成のテクニック 5つの手順で書いてみよう」オーム社
2,420円 Amazonで購入する
答案の書き方を学びたいと考えている受験生の必読書です。​
「技術士第二次試験 建設部門 完全突破」オーム社 水村俊幸共著
2,860円 Amazonで購入する
技術論文の書き方を、基本編と実践編に分けてわかりやすく解説しました。
企画&提案する技術士事務所 有限会社ジェイタプコ

ジェイタプコは「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」をお伝えする会社です。

あらゆる分野・職種の技術者の方々に、研修やセミナーを通して「内容が明確に伝わる技術文書の書き方」をお伝えします。

トップへ戻る