過去問を調べる(その1)

【技術士第二次試験・受験勉強方法の鉄則3】

 ◆勉強方法を考える
 ◆過去問を調べる(その1)

“彼を知り己を知れば,百戦殆うからず”(敵を知り,己を知れば,百回戦っても負けはしない

これは,孫子の兵法の中の有名な格言ですが,この格言は技術士の受験勉強に対して非常に参考になります。

技術士の試験でも,「敵を知り,己を知ること」が合格への近道だと思います。

★敵を知る:出題傾向や出題内容を知る

過去問を調べることで,過去の問題の出題傾向や出題内容がわかります。ただし,1年前の問題だけを調べるのではなく,入手可能な範囲内の問題をすべて調べて下さい。対象期間が長いほど出題傾向や出題内容が明確に見えてきます。

参考として,建設部門・択一式試験での問題について書きます。

平成15年度~平成18年度および平成25年度~平成27年度の問題を調べると,この間の7年間を通して共通した出題傾向があることがわかります。この7年間でほぼ同じ出題傾向です。また,この7年間の中で,類似の問題あるいはまったく同じ問題も出題されていることがわかります。

同じように,他部門でも,過去問を調べれば出題傾向がわかると思います。

*(公社)日本技術士会のサイトでは,過去5年間の試験問題を掲載しています。こちらを参照して下さい。


平成25年度から試験制度が変わりましたが,それ以前の問題も対象として調べて下さい。試験制度が変わっても,受験する選択科目での出題される内容が大きく変わることはありません。

例えば,「建設部門・道路」において,舗装に関する問題はこの5年間で毎年出題されています。

特に,記述式問題ではどのようなキーワードに関する問題が出題されているのか,また,そのキーワードに対してどのようなことを解答するのかを掘り下げて調べて下さい。

例えば,「建設部門・道路」では,舗装というキーワードが毎年出題されていることがわかります。さらに,舗装に関して,どのようなことを解答するのかを調べて下さい。

「主キーワード:舗装,副キーワード:透水性舗装」のように,キーワードを区分してまとめるのもよいと思います。

過去問のまとめ方をいろいろ工夫して下さい。

【参考】孫子の兵法では,次のようなことも書かれています。


“彼を知らずして己を知らば勝敗分かれ,彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず敗る”

すなわち,「敵のことは知らないが己のことを知っている場合には,戦いの勝負は五分五分,敵のことも知らない,己のことも知らない場合には,戦いに必ず負ける」ということです。


これらも,技術士の試験に当てはまることだと思います。

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