会社設立時のこと

8月18日のブログ(会社の名前(商号))では(こちらを参照してください),弊社の社名決定の経緯を書きました。今回は会社設立時のことを書きます。

有限会社を設立したのは2003年4月です。

その当時はまだ有限会社が設立できました。しかし,2006年5月に施行された新会社法により,有限会社制度が廃止されました。現在では,新たに有限会社は設立できません。新たな会社法の施行後,すでにある有限会社は特例有限会社と呼ばれ,株式会社の一形態として会社を継続することが認められています。

旧法での有限会社とは,資本金が300万円以上,出資する社員が50名以内,取締役1人以上の会社形態のことです。株式会社に比べてその設立が容易なので有限会社という形態で会社を設立しました。

社会勉強や経験のため,会社設立の手続をすべて自分で行いました。時間はかかりましたが会社設立の手続は意外に簡単でした。また,公証役場に行ったり,法務局に行ったりすることで,いろいろな社会勉強ができました。

一番時間を要したのは会社の定款の作成です。定款は,会社の憲法に例えられることもあります。定款とは,会社の運営について定めた根本の規則です。

◆商号
◆目的
◆資本の総額
◆社員および出資

などを書きます。

目的には会社での事業の内容を書きます。定款内で明記することでその業務を行うことができます。目的の中に「技術専門書の翻訳業務」なども入れた記憶があります。会社設立後,このような業務をまだ行っていません。今後もないでしょうが・・・・・。

定款の中に誤字があるとみっともないので何度も定款をチェックしました。

現在は,電子定款というものがあるようです。紙ではなくPDFで定款を作成するようです。また,収入印紙の4万円も不要なようです。2003年当時はもちろん電子定款などありませんでした。紙の定款だけでした。

最後は登記の手続です。本店所在地を管轄する法務局へ必要書類を提出しました。ただ,提出してもすぐには登記されません。登記が完了したのは1週間~10日後ぐらいだったと思います。登記されたことを電話で確認したときは,「自分の会社ができたぞ!」という気分でした。

会社を設立してもう13年・・・光陰矢の如し・・・です。

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