技術士第二次試験対策:“業務内容の詳細”の書き方(書くべきことを声に出してみる:その2)

今回のブログは前回のブログ(こちら)の続編です。

前回のブログでは,業務内容の詳細の書き方として,“業務内容の詳細に書くべき内容を声に出して言ってみる”という方法を紹介しました。

基本的にこの方法は自問自答形式で行いますが,自問する場合,質問を工夫すると一層頭の中が整理しやすくなるとともに業務の内容を文章に展開しやすくなります。

例えば,業務内容の詳細に“課題”を書く場合には以下のような質問を考えます。

Q1:「あなたが行なった業務の課題を一言で説明してください」
Q2:「今あなたは○○が課題だと説明しましたが何で○○を課題と考えたのですか? その根拠を簡潔にお答えください」

Q1が課題の核心です。Q2がQ1を説明する内容(課題抽出の根拠)です。

Q1だけでは,例えば,「○○橋に関する信頼性の高い劣化予測方法の確立が課題であった」だけでは,何でこれを課題と判断したのかがわかりません。それを説明するのがQ2です。

Q1とQ2をペアで説明することで課題の内容が聴き手に明確に伝わります。

これと同じように,技術的提案および技術的成果を声に出して回答する場合,核心(Q1)をまず回答し,その次に核心の説明(Q2)を回答することで技術的提案および技術的成果が聴き手に明確に伝わります。

「立場と役割」については基本的に立場と役割の核心(Q1)の答えだけで立場と役割の内容が明確に伝わります。

業務内容の詳細を書く場合には,Q1とQ2の回答を整理して720文字以内で文章にします。

Q1とQ2の回答を文章に中に書き入れることで,読み手に,課題などの内容が明確に伝わります。

読み手が,「2.業務上の課題」という見出しを見たとき,「この業務の課題は何だろう?」と考えながら「2.業務上の課題」に書かれている内容を読みます。そのとき,「○○橋に関する信頼性の高い劣化予測方法の確立が課題であった」と書かれていると,読み手はすぐに課題の内容を確認できます。

また,「○○橋に関する信頼性の高い劣化予測方法の確立が課題であった」と考えた根拠が書かれていることで「2.業務上の課題」の内容が明確に伝わります。

業務の内容をこのように整理することで業務の内容が文章に展開しやすくなります。

前回のブログの最後にも書きましたが,“業務内容の詳細に書くべき内容を声に出して言ってみる”という方法は,業務内容の詳細を書くための方法の1つです。

「これまでと違った方法で業務内容の詳細を書いてみよう」と思ったら,前回と今回のブログの内容を参考にして業務内容の詳細を書いてください。

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