技術士二次試験対策:「ルール3:分けて書く」を使った受験勉強方法

■受験勉強で使う書き方
「ルール3:分けて書く注1)とは,「6つのルールと18の書き方注2)」の中にある書き方の考え方の一つです。

受験勉強で使う「ルール3:分けて書く」の中の書き方は,下表の赤枠で示した「書き方6:かたまりに分けて書く」「書き方7:箇条書きで書く」および「書き方8:表で書く」です。

注1):「『マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明:第8回」のブログ参照のこと
注2):「『マンガでわかる技術文書の書き方」の内容の説明:第7回」のブログ参照のこと

■「ルール3:分けて書く」とは
「ルール3:分けて書く」とは,内容を分けて書くことです。“チャンク化”という考え方に基づく書き方の考え方です。チャンクとは,認知心理学の用語で「情報のかたまり」のような意味です。つまり,“チャンク化”とは情報を分離することです。チャンク化することで内容が記憶されやすくなります。

「ルール3:分けて書く」の中にある「書き方6:かたまりに分けて書く」,「書き方7:箇条書きで書く」および「書き方8:表で書く」はすべてチャンク化の考え方に基づく書き方です。

■ルール3を使った受験勉強方法
ルール3を使った受験勉強方法とは,学んだ内容が記憶しやすくなるようにそれを分けて(分離して)ノートに書くことです。

例えば,教材で学んだことを以下に示した原文のように文の羅列でノートに書いたとします。しかし,このような文の羅列で書いた内容は記憶しにくいです。

そこで,ルール3を使って原文の内容を分けて書いてみます。以下に示したパターンⅠとパターンⅡがその結果です。パターンⅠは,「書き方6:かたまりに分けて書く(見出しを付ける)」と「書き方7:箇条書きで書く」の組み合わせで原文の内容をノートに書きました。パターンⅡは,「書き方8:表で書く」と「書き方7:箇条書きで書く」の組み合わせで原文の内容をノートに書きました。

このようにルール3を使って原文の内容をパターンⅠとパターンⅡのように書くと学んだことが記憶しやすくなります。チャンク化で内容を分けた(分離した)からです。

学んだことを記憶しやすくするためそれをノートに分けて書く(分離して書く)ことが「ルール3:分けて書く」を使った受験勉強方法のポイントです。「書き方6:かたまりに分けて書く」「書き方7:箇条書きで書く」および「書き方8:表で書く」を使って分けて書きます。

「ルール3:分けて書く」を使うときには,パターンⅠとパターンⅡのように各書き方を組み合わせて使ってもあるいはそれぞれを単独で使っても,どちらの使い方をしても構いません。

学んだ内容を理解したうえでノートに書きそれを記憶することは言うまでもありませんが・・・。

【参考図書】
森谷仁著,「マンガでわかる技術文書の書き方」,オーム社,令和4年3月25日

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